ハインケルHe162A-2“サラマンダー”
第二次大戦末期、計画開始から原形機の初飛行までわずか3カ月という驚くべきスピードで実用化されたのがドイツのハインケルHe162です。1944年9月に発行された緊急軽量戦闘機計画に基づいて、簡易で生産性に優れた単発ジェット戦闘機として登場。小型軽量の機体に推力800kgのBMW003ターボジェットエンジンを搭載し、最大速度838km/hを発揮しました。大戦終結間際の1945年3月末から部隊配備が開始され、絶望的な戦況や燃料不足の中、実戦において撃墜記録も残しています。
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